工場の求人を探していると、時々「ピッキング」という職種を見かけます。名前だけ聞くと、鍵を不正に開錠する犯罪手口のような印象を受けるかもしれません。しかし工場の仕事で「ピッキング」と言えば、所定の品物を集めて来る作業のことを指します。ここではピッキングの仕事の種類や、労働者の適性を紹介します。

ピッキングの種類

ピッキングとは、リストなどを見ながら保管場所から製品を集めて来る仕事です。一口にピッキングと言っても、作業の進め方により、シングルピッキングとトータルピッキングの2種類に大別できます。またこの両者を合わせたようなマルチオーダーピッキングもあります。求人広告に出ている「ピッキング」が、どの種類でどんな手順で進められるのか、事前にチェックしておきましょう。 

製品を受注1件ごとに集めるシングルピッキング

物流倉庫でのシングルピッキングの仕事は、出荷指示の通りに棚から商品を一つずつ取り出す作業であり、簡単な研修を受けるだけで経験がない人でもすぐに要領を掴めます。また、軽作業が中心で特殊な知識や技能が…

複数の製品を一度に扱うシングルピッキング

ピッキングとは物流倉庫や工場内でおこなう作業の1つで、伝票や指示書に従って保管場所から商品を選び所定の場所へ集めることです。正確性と迅速性を求められますが比較的簡単な作業であることから初心者や未経…

マルチオーダーピッキングとは?

マルチオーダーピッキングとは、複数のオーダーをまとめて処理しつつ、同時に仕分けも行うというピッキング方法です。例えば「商品A2個、商品B5個」というオーダーと、「商品A4個、商品B7個」というオー…

ピッキングスタッフの適性 

ピッキング作業には特に難しいスキルは必要ないと言われています。経験不問で挑戦できる仕事で、シフトに融通が利く職場が多いのが魅力です。そうはいっても、適性がなければ長続きしません。特に未経験者はピッキングスタッフの適性について、調べておく必要があるでしょう。